【栗駒山】登山レポ / いわかがみ平から紅葉「神の絨毯」を観に行こう!

栗駒山神の絨毯 山の記録
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栗駒山は「神の絨毯」と呼ばれるほど有名な紅葉の名峰です。最盛期には燃えるような赤や黄色の絶景が広がり、一度観たら忘れられないほどの美しさです。秋にぜひとも登りたい栗駒山。でも混むことは必須!混雑する紅葉時期を効率よく快適に登るためにはどんな点に注意したらいいかを、2024年に登った私がまとめてみました。

栗駒山と紅葉時期

栗駒山は奥羽山脈に属し、宮城、秋田、岩手県にまたがる二百名山、花の百名山の山です。標高は1626mで、焼石岳や神室山とともに栗駒国定公園や栗駒山・栃ヶ森周辺森林生態系保護地域として指定されています。国定公園なので幕営は禁止されています。山頂付近には泊まれる山小屋やトイレはありませんので、日帰りで登る山となります。

栗駒山の名前の由来は、初夏になると山頂西側に「駒姿」と呼ばれる馬の雪形が現れることに由来しています。

紅葉の時期は9月下旬から10月中旬で、最盛期には道路も山も大混雑となります。私が訪れた2024年10月7日~9日はちょうど紅葉見頃となっていましたが、平日で天気も悪かったためとても空いていました。混雑を避けるには平日に行くことがベターですが、そうでなければ時間に余裕を持ち、泊まりの計画なら宿泊施設の予約は早めにするのがいいでしょう。

栗駒山の登山コースは9つ

栗駒山
出典:ヤマレコ

栗駒山の登山コースは、初級者から上級者まで楽しめる9コースがあります。中でも人気なのが、宮城側のいわかがみ平から登る「中央コース」「東栗駒コース」と、岩手側の須川温泉から登る「須川コース」です。どちらも初級者向けで、登山口には広い駐車場、トイレ、付近には宿泊所や温泉施設があり設備が充実しています。今回は一番人気の「中央コース」をご紹介します。

中央コースの詳細

栗駒山
出典:ヤマレコ

「中央コース」の往復行程は、距離5.6㎞、所要時間は標準コースタイムで3時間15分、標高差は500mです。これに休憩時間を入れれば、約4時間で登ってこれます。

出発地点のいわかがみ平登山口は栗駒山の南側に位置しているため、天気が良いと鮮やかな紅葉を眺めながら登ることができます。

ルートは他に「東栗駒コース」もあり、両方を使用して周回することもできます。東栗駒コースは途中で沢の石を歩いて渡渉(横断)する区間があるアクティブコースです。天候によっては沢の水量が増したり、登山道がぬかるみになることがあるので選択には慎重に!防水の登山靴、ゲイターは必須です。私が登った日は雨だったので、東栗駒コースは避けて中央コースを往復しました。もし東栗駒コースを使用する場合は、沢付近は滑りやすいので、下山には使わず登りで使うことをおすすめします。

中央コースの登山口「いわかがみ平」

いわかがみ平駐車場 出典:ヤマレコ

いわかがみ平の標高は1113mで、ここからでも下界の眺めは最高です。駐車場の収容台数は約100台。駐車場にはきれいなトイレ、レストハウスには食堂やお土産売り場もあります。シャトルバスの運行がなかった時代は、渋滞でここまでたどり着けない事態が起きて大変だったようです。紅葉の時期以外は自家用車で行くことができます。

6時30分のバスでいわかがみ平まで移動。雨のため乗客はわずか6人!

秋の最盛期(9月下旬~10月中旬)は混雑するためマイカー規制が行われ、いわかがみ平駐車場への自家用車の乗り入れはできません。3.5km手前の「いこいの村栗駒跡地臨時駐車場」(約500台収容)に車を停め、シャトルバス(協力金500円)を利用します。所要時間は約10分。始発6時、最終15時、30分間隔(平日)。土日祝日は増便されます。天気の良い週末は激混みで、運転手さん曰く「ピストンが間に合わない」そうです。早め早めの行動が吉のようです。ちなみにシャトルバスに乗らなくても、徒歩50分でいわかがみ平まで行けます。

私たちが行ったときは平日の雨天だったので朝6時半のシャトルバスはすきすきで、混雑時の状況はお知らせすることができません。晴天時には朝早い時間からバスを待つ行列ができるそうです。車中泊ができるかどうかはわかりませんが、夜は真っ暗なので車同士のトラブルにはご注意ください。

問い合わせ先:栗原市田園観光課 電話0228-22-1151

中央コースの様子

中央コース登山口はここからスタート!最初は石畳の樹林帯を歩きます。中央コースとは関係ありませんが、岩手側の昭和湖付近は火山ガスの影響で2019年から2025年現在まで立ち入り禁止となっています。

中央コースは比較的登山道が広く、よく整備されています。このようにしばらく石畳を歩いていくと、やがて樹木が低くなり栗駒山が姿を現します。すでに両サイドが色づいていてとてもきれいでした。

樹木の種類が豊富なのか、赤、黄、橙、緑とまるでパッチワークのように鮮やかで、目をおおいに楽しませてくれます。

振り返ると、来た道のはるか下に宮城の街並みを見ることができます。晴れていればもっときれいに眺められたことでしょう。

曇り空でも紅葉の美しさは負けていません。一番高いところが栗駒山の山頂、その右手が「神の絨毯」と呼ばれるなだらかな斜面です。

草紅葉もきれいですね。私が今までに見た紅葉の中でダントツの一位です!

途中、少し広い場所に森林生態系保護地域の看板があり、栗駒山をバックに写真を撮る絶好の映えスポットとなっています。ぜひここで写真を撮りましょう♪

栗駒山山頂!真っ白!

のんびり歩いても2時間かからずに栗駒山山頂に到着です。雨で視界はゼロです(泣)

秣岳(まぐさだけ)へ向かう登山道です。途中、モンサンミッシェルと呼ばれるスポットへ行きたかったのですが、視界がないので天狗岳までで戻ってきました。

お花は終盤でしたが、ウメバチソウが残っていました。

シラタマノキはあちこちに残っていました。他にツリガネニンジン、ヒヨドリソウも咲いていました。

栗駒山は花の百名山でもあるので、夏には百花繚乱の景色が見られることでしょう。

下山途中に、お菓子屋さん「てくてく」と遭遇!東北の山を中心に歩いているそうです。シフォンケーキ、ももジャム付きを購入(500円)。とても美味しかったですよ。それにしても重そう~!見かけたら迷わず「買い」ですよ!

いわかがみ平の麓に泊まる

栗駒山に早朝から登るなら、麓に前泊するのもお勧めです。

ハイザルーム栗駒に泊まる▶「栗駒高原温泉郷ハイザルーム栗駒」は、いわかがみ平に一番近い宿泊施設です。いこいの村栗駒跡臨時駐車場までは車でわずか5分です。

ハイザルーム栗駒は本館と栗駒コテージ「ぶなの森」に分かれていて、天然温泉、プール、レストランがあります。

私は「栗駒コテージ ぶなの森」に5名で泊まりました。2階建て1棟貸しで自炊になりますが、必要なものは全て揃っていて、オンシーズン平日20,000円(4,000円/1人)で泊まることができました。ハイルザーム栗駒本館の天然温泉やプールも無料で利用できます。別料金でサムギョプサルセットの注文もできます(約3~4人前 6,500 円(税込)※予約は5日前までに)。

くりこま高原温泉郷 ハイルザーム栗駒

私たちは食材はあらかじめ麓のビック金成店で買い出しをしました。東北自動車道「若柳金成IC」を降りてすぐのところにあるので寄って行きましょう。(8:00~22:00 年中無休)

早い時間なら山の駅くりこまでの買い物もおすすめです。山に入ると食料、水分何もないのでご注意を。

JRくりこま高原駅近くのホテルに泊まる▶ 東北新幹線くりこま高原駅の南口徒歩1分の場所に、「ビジネスホテルエポカ」があります。北口にはイオンがあるので買い物にも便利。前泊して駅から期間限定のバス「栗駒紅葉号」に乗ることができます(下に詳細あり)。

ホテルエポカ

楽天トラベル

いわかがみ平への公共交通機関アクセス

紅葉時期に駐車場が大混雑する栗駒山。電車やバスでアクセスする方法もご紹介します。

電車とバスを使う場合▶ 東北本線JR石越駅と東北新幹線JRくりこま高原駅から、いわかがみ平を結ぶ紅葉時季限定のバス「栗駒山紅葉号」が運行されています。土日祝日限定ですが予約不要で気軽に利用できます。

問い合せ先
ミヤコーバス築館営業所 電話 0228-22-2250 営業時間 8:30~17:00

車とバスを使う場合▶ 車を駅周辺に停めて栗駒山紅葉号に乗る方法です。いこいの村栗駒跡臨時駐車場に車を停められるか不安な時はこの方法もあり。

東北自動車道「若柳金成IC」または「築館IC」で降り、JRくりこま高原駅に向かいます。くりこま高原駅周辺には、無料駐車場、有料駐車場がたくさんあります。

  • 北側無料駐車場 79台
  • 南側無料駐車場 234台
  • くりこま高原駅駐車場A 185台(有料)
  • くりこま高原駅駐車場D 113台(有料)
利用時間使用料
6時間まで110円
12時間まで310円
24時間まで520円
くりこま高原駅駐車場利用料金

※くりこま高原駅駐車場B、C、E、Fは月極駐車場なので使用できません。無料駐車場の長期利用はできません。JR石越駅周辺には駐車場はほとんどありません。

くりこま高原駅駅前広場駐車場の利用案内

登山バス 毎日あるぺん号▶ 東京発着の夜行日帰りバスです。紅葉の時期にピンポイントに栗駒山登山口へダイレクト運行します。

往路:前日の22:30に竹橋(地下鉄東西線)を出発し、築館ICで車中泊。翌日の朝6:30にいわかがみ平に到着して、すぐに登山開始です。シャトルバスの乗る必要はありません。復路:いわかがみ平12:15発、途中日帰り入浴付きで、東京駅着は20:30です。チケットが取れれば、確実にいわかがみ平まで行けます。旅行代金は20.500円~26.000円で、女性安心シート(女性一人の申込みでも同性同士が隣になる)があるので女性の方も安心です。

2025毎日あるぺん号 紅葉の栗駒山〈夜行日帰り〉

帰りに寄りたい観光施設

栗駒山麓ジオパークビジターセンター▶ 平成20年(2008年)に岩手・宮城内陸地震で発生した山地災害や、
何度も発生してきた河川の氾濫や冷害に向き合い、知恵と工夫によって多くの困難を乗り越えてきた先人たちの経験を未来につなぐために造られた施設です。栗駒山麓の地形の歴史を知るのにとても重要な場所。ぜひ立ち寄ってもらいたいと思います。シアター室では壁と床の2面の大スクリーンで、栗駒山の誕生や自然の様子などを学ぶことができます。

出典:栗駒山麓ジオパークビジターセンター
出典:栗駒山麓ジオパークビジターセンター

栗駒山麓ジオパークビジターセンター

宮城県栗原市栗駒松倉東貴船5番地 9:00~16:00 火曜日定休 入館無料

の駅くりこま▶ 地元の新鮮な野菜や宮城のお土産が買えます。食堂はありません。お隣にローソンもあります。

宮城県栗原市栗駒岩ケ崎上小路150番地 7 9:30~18:00 年中無休

山の駅くりこま

日帰り入浴▶ 登山で汗をかいたら、帰りに寄って行きたい日帰り温泉。近場の2軒をご紹介します。

出典:金成温泉永年閣

金成温泉延年閣 宮城県栗原市金成三沢32 TEL 0228-42-1121

営業時間 9:00~21:00 (最終受付20:30) 料金 大人600円 小人350円(2025年現在)
◇休館日  毎月 第2火曜日・第4火曜日
◇駐車場  200台(無料)
◇備 品  リンス イン シャンプー/ボディソープ/ドライヤー
◇館内設備 大浴場、露天風呂、サウナ、貸切風呂、無料休憩所(大広間)、食堂、無料Wi-Fi

出典:ハイザルーム栗駒

ハイザルーム栗駒 宮城県栗原市栗駒沼倉耕英東50−1 TEL 0228-43-4100

営業時間(昼)10:00~18:00 料金 大人850円 子供650円 / 営業時間(夕)15:00~18:00 料金 大人650円 子供550円
◇館内設備 大浴場、露天風呂、プール、サウナ、休憩室(有料)、レストラン

まとめ

一度は登りたい栗駒山。紅葉シーズンの混雑を上手に避けて、できるだけ快適に登る方法をご紹介しました。人気の中央コース登山道はよく整備されていて安心して歩くことができますので、家族で楽しみたい方やトレッキング初心者の方におすすめします。神の絨毯をぜひその目で確かめてきてくださいね!

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