登山の常識!収納袋を使わないレインウェアのたたみ方

レインウェアのたたみ方 お役立ち
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登山の三種の神器にレインウェアがありますね。天候に関わらず必ず持っていきたいものですが、皆さんはどのようにして持っていってますか?もしかして収納袋(スタッフバッグ)に入れていたりしませんか?それって実は登山の世界ではあまり推奨されません。それには理由があります。今回は収納袋を使わないレインウェアのたたみ方と、雨の中でも素早く着用できるコツをご紹介します。

収納袋を使わない理由

レインウェアと収納袋

レインウェアは結構かさばるので、買った時に付いてきた収納袋や、スタッフバッグに入れてコンパクトに持って行きたくなりますよね。初心者の場合、買った時のままジッパーやボタンを閉じた状態で持って行くこともあるかもしれません。

でも、それだといざという時、すぐに広げられないんですよね。

登山中は急に雨が降りだすことが多く、山では雨宿りする場所もないので、雨の中、ザックからレインウェアを出して、収納袋から出して、ジッパーを開けて…とやっているうちに全身びしょ濡れになってしまいます。冬の季節なら一気に低体温症になってしまう可能性も!

登山で大事なのは、「いかにスピーディーにレインウェアを着るか」ということなのです。ですので、レインウェアは収納袋から出し、ジッパーは開けた状態で持って行きましょう。

レインウェアのたたみ方

収納袋から出したはいいものの、どうやってたたんで持って行ったらいいか悩んでしまいますよね。

今回は、ザックからさっと出して、さっと着られるレインウェアのたたみ方をご紹介します。周りから「おっ、コイツやるなぁ」と思われること間違いなしですよ。

レインウェア上
レインウェア下

こちらは私が普段使っているレインウェアになります。トップスはモンベルのストームクルーザー、ボトムスはバーグハウスのLT HIKE HS OVERTROUSERです。

レインウェアは、登山メーカーの、できれば透湿性の高いゴアテックス、エバーブレス、イーベント素材などをおススメします。値段は少々高いですが、夏場などレインウェアの内部で発生する水滴を逃がしてくれるので、快適に着られますよ。

レインウェアのたたみ方1

まず、上着はすぐに着られるようにジッパーを全部開けておきます。

レインウェアのたたみ方2

フードの幅に見頃を折りたたみます。袖はたたみやすい方法でOKです。

レインウェアのたたみ方3

すそのほうからクルクルと巻いていきます。(幅10cmほどに畳んでいってもOKです)

レインウェアのたたみ方4

巻き終わったらフードの中にすっぽり入れてしまいます。

レインズボン2

ズボンもジッパーを開けた状態にしておきます。こちらは3/4ジッパーとなっていて、かなり足入れが楽になっています。

レインズボン3

縦半分に折りたたみます。

レインズボン4

すそのほうから巻いていきます。

レインウェア収納1

さきほどの上着のフードの隙間に収納します。

レインウェアのたたみ方10

さらに、ビニール袋を2枚用意します。大きさは登山靴が一足入る大きさです。これはズボンをはくときに重宝します。

レインウェア収納2

ビニール袋をたたんでフードの隙間に入れ込んで完了です!フードが収納場所になって、簡単にばらけたりしません。

レインズボンを泥で汚さないコツ

レインズボンは、メーカーや種類によって脇のジッパーが有るものと無いものがあります。ジッパーが有るものは、ふくらはぎまで開くもの、太ももまで開くものなどいろいろです。

最近はフルジップのものも増えてきましたが、所有しているズボンがそうでない場合、雨の中、泥だらけの登山靴でそのままズボンをはいてしまうと、間違いなくズボンが汚れてしまいます。そんな時のために先程のビニール袋が活躍します。

レインウェアのたたみ方12

レインズボンをはく前に、先にビニール袋に足を入れます。

レインウェアのたたみ方13

ビニール袋の取っ手を軽く結び、そのままビニール袋ごとズボンに足を通します。ビニールのおかげでズボンが汚れず、引っかからず、スルッと足が通りますよ。足を通したら、ビニール袋を外します。

注意する事は、はく前にビニール袋の外側を汚さないことです。地面が汚れている時は、素早い空中戦になりますので(笑)、慣れないと大変かもしれません。一度家で練習しておくといいですよ。

レインウェアはザックのどこにしまう?

レインウェアのしまい方
レインウェアと一緒にビニール袋や雑巾も用意しよう

レインウェアはザックのどの位置に入れたらいいでしょうか?これは山域や天候によって変わります。その日の山行を考慮して決めましょう。

【晴天の低山日帰りや、ほぼ雨が降らないと予想される場合】

ザックの下のほうでいいでしょう。

【天候の変わりやすい高山や、雨の確率が高い時】

ザックの上のほうに入れてすぐに取り出せるようにしましょう。

ザックが2気室の場合は、天候に関係なく下のスペースに入れておけば問題ないでしょう。私は下のスペースは濡れもの専用にして、レインウェア、汚れもの、大きめのビニール袋、雑巾などを入れています。

まとめ

登山を始めたばかりの頃、レインウェアの収納方法など誰も教えてくれませんでした。ご多聞に漏れず収納袋に入れて持って行ってました(笑)。ある日、登山教室ツアーに参加して、ガイドからこの方法を教えていただいた時は「目から鱗」でした。

経験を積んでいけばやがて知ることになるのですが、最初は知らない人が殆どです。

雨に当たる確率が低いと、レインウェアを着る機会がなかなか訪れず、初レインウェアはきっとパニックになる人が多いと思います。泥だらけで嫌な思いをする前に知ってほしくて記事にしてみました。

この方法を知っていれば、急な雨でもきっと大丈夫です!

レインウェアの洗濯、メンテナンス方法の記事も書いています↓

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