【Shokz】登山で使える!耳を塞がない骨伝導イヤホン

骨伝導イヤフォン 山の道具
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耳を塞がない骨伝導イヤホンが人気です。骨伝導イヤホンは、空気伝導イヤホンに比べて周囲の音を遮断することなく音楽を楽しめるので、登山やランニングなどのスポーツはもちろん、仕事や通勤などの日常使いにも最適です。ここでは実際にShokzの骨伝導イヤホンを使って山歩きをしている私が、その快適さとおすすめの商品をご紹介したいと思います。

登山で骨伝導イヤホンをおすすめする理由

骨伝導イヤフォン

市場によく出回っている空気伝導イヤホンは、耳の穴を塞ぐ形状のため周囲の音を遮断しやすく、思わぬ事故に遭う可能性があります。たとえば、熊やイノシシなどの動物の存在に気づかずケガをしたり、沢の音や落石の音に気づかず滑落・遭難してしまうこともあります。イヤホンを使用する時は単独登山が大半だと思うので、遭難の危険性はさらに高まります。

また、コード付きのイヤホンだと、コードが木の枝や登山装備に引っ掛かりやすく、転倒などのケガをする場合があります。

後ろから来た登山者に気付かず、登山道を塞いでしまうこともあるかもしれません。

その点、骨伝導イヤホンなら耳の穴を塞がずに済むので周りの音も聴こえ、コードもないので安全性が高く、スポーツや登山でイヤホンを楽しみたい方におすすめです。また、眼鏡やマスクに干渉せず、落とすこともないので安心して使用できます。

骨伝導イヤホンのしくみ

骨伝導イヤホン
画像引用:shokz

骨伝導イヤホンには、音の信号を鼓膜を通らない振動に変換する変換器が内蔵されています。耳の前につけることで音の振動が頬骨に伝わり、耳の中の蝸牛がその振動を聴神経を通して脳に送り、脳はそれを音として解釈します。鼓膜を完全にスルーするため、聴覚障害のある方も骨伝導イヤホンの恩恵を受けられる場合があります。(すべての聴覚障害に効果があるわけではありません)

骨伝導イヤホンのメリットとデメリット

骨伝導イヤホンには多くのメリットがある反面、デメリットも存在します。それぞれをよく理解し、購入する時のヒントにしていただけると嬉しいです。

【メリット】

  • 耳を塞がないので、周囲の音に気を配りながら音楽が楽しめる。
  • 耳を密閉することがないので、耳を塞ぐことに抵抗のある方、外耳炎を患っている方も使用できる。
  • 外耳道を開放することで、圧迫感なく一日中快適な装着感を保てる。
  • 耳の形状に影響されないので、耳の穴が小さい人でも使用できる。
  • 途中で抜けて落とす心配がない。

【デメリット】

  • 空気伝導イヤホンに比べて低音の再生に弱い。
  • 空気伝導イヤホンに比べて音漏れが発生しやすい。
  • 締め付け感や振動による不快感を感じることがある。
  • 周囲が騒がしい場所では、周りの音に負けてしまい音楽が聴きとりづらくなる。

実際に使ってみた感想

私が使用しているイヤホンはShokzのOpenRunです。Shokzは骨伝導イヤホンのパイオニア。ECサイトでの口コミ評価も高く、安心して購入したいならShokzの一択で良いと思います。

私は耳の中にイヤホンを入れるのが苦手なので、骨伝導タイプは大変気に入っています。頬骨の振動もそれほど気になりません。ワイヤレスイヤホンに比べて落下しにくく、使わない時はバンドを首に引っ掛けておけるので楽ちんです。ただ、バンドの長さによっては服のフードに多少干渉することがあるかもしれません。頭の小さい方は、バンドサイズがミニタイプ(21mm短い)のものをおすすめします。

音質を求める人は低音域に物足りなさを感じるかもしれません。が、私はさほど気になりません。登山中にはあえて音質を求める必要もないかなと思っています。

音漏れに関してですが、開放型イヤホンなので密閉型イヤホンに比べてある程度音漏れの影響はあるようです。ただ、これは音量に左右されますし、静かな図書館や電車の中などで使うことはないので許容範囲です。特に山の中では周りに人はいませんし、大音量で聴く必要性もありません。鳥のさえずりや沢のせせらぎを聴きながら、同時に音楽も聴けるところが骨伝導イヤホンのいいところです。

骨伝導イヤホンの選び方

骨伝導イヤホンを選択する際にいくつかポイントがあります。イヤホンに何を求めるかによってタイプも値段も変わってきます。購入した後で後悔しないためにも、骨伝導イヤホンにはどのようなタイプがあるのかを事前に知っておきましょう。

  • スポーツなどのアウトドアに使用する場合は、汗や雨を考慮して防塵・防水性の高いタイプを選びましょう。IP4以上のものがおすすめです。
  • 安価なイヤホンは、バッテリー駆動時間が短いものが多いので注意が必要。連続再生時間が8時間以上なら充電を気にせず一日使えて安心です。もしバッテリーが途中でなくなっても、急速充電で素早く使える商品がおすすめ。
  • 音質を重視したい方は、お値段は張ってしまいますが低音もクリアに聴こえる上位機種がおすすめ。最近では骨伝導の短所をカバーした高品質機種が販売されています。

▼防塵・防水性重視:Open Run

第8代骨伝導技術のベストセラーで価格もお手頃。悪天候でも頼りになるIP67は優れた防塵・防水性能を誇り、激しい運動や悪天候にも対応可能です。水分検知アラーム機能で安心充電が可能です。気軽に骨伝導イヤホンを使いたい方、初めて購入する方もおすすめです。

1回のフル充電で最大8時間連続再生可能。充電10分で約1.5時間のバッテリー駆動が可能。Bluetooth5.1接続。重量26g。充電はUSB-Cと磁器誘導あり。

再生時間重視:Open Run Pro

第9世代の骨伝導技術を搭載した、Open Runの上位機種。2つの低音増強ユニットがトランスデューサに内蔵され、これによりクリアで中高音域の再生だけでなく、深みのある低音も実現されました。同時に、音漏れを最小限に抑えました。サイズの小さいミニタイプもあり。発売日よりだいぶお安くなっているので、こちらを買うのもあり。

IP55防塵防水。1回のフル充電で最大10時間連続再生可能。急速充電5分で約1.5時間のバッテリー駆動が可能。手軽なマルチポイント接続により2台のデバイス同時接続できます。Bluetooth5.1接続。重量29g。充電は磁器誘導で、差し込む必要がなく暗がりでも簡単接続。アプリ(iOS・android)側で操作可能。

音質重視:Open Run Pro 2

Shokz DualPitchを搭載した、音質重視の方におすすめのフラッグシップモデルです。空気伝導ユニットの音漏れを最小限に抑え、低域スピーカーの大型化により骨伝導イヤホンの短所でもある低音の弱さを解消しました。サイズの小さいミニタイプあり。すでに骨伝導イヤホンを使っていて、買い替えやもっと音質が良いものを検討中の方におすすめです。

IP55防塵防水。1回のフル充電でなんと12時間の音楽再生。充電5分で2.5時間のリスニング可能。手軽なUSB-C充電で付属ケーブルや手持ちのケーブルで簡単充電。より自由に使える10m範囲のBluetooth5.3接続。重量30g。アプリ(iOS・android)側で操作可能。

まとめ

音楽も周りの音も両方聴こえる骨伝導イヤホンは、登山やランニングにも安心して使えます。音質も年々向上しており、気になる音漏れも解消していくことでしょう。音楽を聴きながら歩いていると、自然と足取りが軽くなり、単独登山の心細さもなくなるので不思議です。登山がより楽しくなるアイテムをあなたも試してみてはいかがでしょうか?

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