メスティンユーザーだったら知っておいて損はないメスティン折。中に入れて使うことで食材のこびりつきや焦げを防いでくれたり、連泊時の複数調理も可能にしてくれたりと大活躍間違いなし!市販のクッキングシートで簡単に作れますよ!型紙から折り方畳み方まですべて解説します。
メスティン折とは?

メスティン折とは、メスティンの中に入れて使うクッキングシートです。メスティンのサイズに合わせてクッキングシートを箱状に折って中に入れ、その中で調理します。
参考にさせていただいたサイト様は、TAO(がん)様です。この場をお借りして厚く御礼申し上げます。ありがとうございます。
そうそう。よく、パウンドケーキを作る時に型の中に入れて使うシートがありますが、あの折り方は汁物だと外側に漏れてしまうのでちょっと困るのです。この箱型ならそういうことがないので安心です。
メスティン折を使うことのメリット、デメリット

なぜメスティン折が大人気なのでしょうか?
メスティンはそのまま使ってもいいのですが、アルミ素材であるがゆえにどうしても食材がこびりついたり焦げたりしやすく、後片付けが結構大変です。
アルミ鍋でお肉を焼いたことがある方なら経験してるかと思いますが、いくら油をひいても鍋にお肉がくっついてしまいます。放置するとあとから取るのが大変になり「ムキーッ!!!」ってなことになります。
私はこれが嫌だったので、メスティン折の存在を知ってすぐに導入しました。クッキングシートを用意したり、型紙を作ったりと最初の準備は少し面倒ですが、作り方は簡単なのですぐに慣れました!
メリットとしては、
- メスティンに食材がこびりつかない、焦げない
- シートごと引き上げることが出来る→連泊時などに数回料理が可能
- あと片づけが楽
デメリットとしては、
- メスティン折を作るのがめんどくさい
- 無駄なゴミが出る
といったところでしょうか。これはもう好みの問題ですね。
メスティン折は基本「折り紙」なので、鶴が折れれば(折れなくても)誰でも簡単に作れますよ。
それでは早速メスティン折を作ってみましょう。
まずは型紙を作ってみよう

用意するものは、
- A4の厚紙
- サインペン
- 定規
- クッキングシート(30cm幅)←100均でも売ってます
最初に型紙を作成します。

A4サイズの厚紙を用意し、写真のように寸法を測ってサインペンなどで線を引きます。コピー用紙でも作れますが、型紙は多少厚めのほうが丈夫で何度でも使えますよ。
出来上がり寸法は300mm(そのままの寸法)×180mmになります。
※寸法はトランギアのメスティン(TR-210)用です。140×80が底の面積になります。メスティンは角にRがついているので、底面は実寸より多少小さめになります。
私のメスティンはトランギアではありませんが、大きさが同じなのでこれで代用できます。
※「型紙めんどくさい!」っていう方は、TAO(がん)様のサイトでA4サイズの型紙(PDF)がDLできますよ。
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メスティン折の折り方
いよいよメスティン折開始です。ここでは2通りの折り方をご紹介します。ご自身の折りやすい方を選んでください。
折り方 その1

【1】クッキングシートを型紙に合わせてカットします。30cm幅はそのままぴったりなので、18cmにカットするだけです。

【2】①の線で谷折りにします。(両側)

【3】②の線で谷折りにします。(両側)

【4】②の線を開いてひっくり返します。

【5】斜めの線に合わせて谷折りします。(4か所)

【6】再びひっくり返します。

【7】すべて広げます。

【8】短辺を起こし…

【9】両側を外側に折り曲げます。

【10】上のはみ出した部分を外側に折ります。

【11】反対側も同じように折って完成です。
折り方 その2
もう一つの折り方を説明します。こちらのほうが簡単かも。【1】【2】【3】までは折り方その1と同じです。

【4】②の線を広げます。

【5】②の線を中心にして、広げてつぶし折りにします。(直角三角形になるように)

【6】上も同じように折ります。

【7】はみ出した部分を折り曲げます。

【8】反対側も同じように折ります。

【9】両側が同じように出来たら…

【10】左右に広げて完成です。
メスティンへのセット方法

メスティンに入れる時は、耳の部分は外向きに折り下げて中にしまっておきます。

耳の部分は料理を取り出すときに引き上げて、つまんで持ち上げます。
メスティン折の畳み方

メスティン折は畳むことが出来るので、メスティンの中にすっぽりと収まります。コンパクトになって嬉しいですね。畳み方をご説明します。

【1】まず、長辺を内側に畳みます。

【2】短辺を内側に畳みます。

【3】反対側も畳んで出来上がり。
メスティン折を上手に作るコツ
慣れないうちは、なかなか上手に折れないかもしれません。コツとしては、
- 折り目、角をしっかりと折る
- 斜めの角度は正確に45度!
これに気をつけるだけで、見栄えの良い箱が完成します!
また、クッキングシートをカットする時に、どうしても180mmピッタリに切れなくて長すぎたり足りなかったり斜めに切れっちゃったりしますよね。あとからハサミで修正するのも時間の無駄だし…ってことなのですが!

うちにはペーパーカッターがあるので失敗なしです。これがあると目盛りに合わせてぴったり180mmにカットできるのでとても便利です。メスティン折作成時の煩わしさが少しはなくなるかも!メスティン折を大量生産したい方はご一考されてみてはいかがでしょうか?
まとめ
山頂や屋外では素早い行動が肝心です。限られた時間の中で、食事の準備や後片付けに無駄な時間を取られたくないですよね。そんな時、メスティン折があればさっと広げてさっと取り出せて後片付けもラクラク。おまけに家に帰ってからの洗い物も簡単!メスティンを綺麗な状態で使うことが出来て合理的ですよね。試してみてはいかがでしょうか?
私もこれからどんどん使っていきたいと思っていますよ!
ハーフメスティン折の折り方はこちらからどうぞ!
メスティン購入時のレビュー記事も参考にしてみてください。ご飯も炊いてます!
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