山ごはんを作る時に、基本の道具にプラスしてコレは持っていたほうがいい!というお助け道具7選をご紹介します。さらにレベルアップして快適な山ごはんライフを楽しみましょう。
バーナーシート(ユニフレーム)
バーナーの輻射熱をカットし、テーブル面を傷めない耐炎性のあるアルミ加工断熱シートです。
吹きこぼれや、鍋を倒してしまった時など、地面やベンチの汚れ防止にも便利なので、私は必ず持って行ってます。このシートは、汚れてもさっとひと吹きで綺麗になります。柔らかく、折りたたんで収納可能。ある程度厚みもあって、普通に敷物としても使えます。
ただ、不燃性ではないので、焚火や鍋敷きには使えません!あくまでバーナー用としておすすめです。
ユニフレームのバーナーシートは、大と小の2サイズ。私が持っているのは小で、サイズは30cm×32cmです(大は32cm×45cm)。ソロ登山なら十分な大きさで、後述するSOTOフィールドホッパーにもピッタリです。
材質はラスタンで、表面はアルミ蒸着フィルム接着加工済み、裏面は黒です。
耐炎繊維ラスタン®は熱や火災にも優れた防護性能を発揮、万一の場合も燃え上がらず、各種後加工により、熱や炎を遮へいし、防災安全関連、及び産業資材分野の最適素材として、社会のニーズに応え、高い評価を得ています。
旭化成
SOTOフィールドホッパー ST-630(A4サイズ)に乗せてみました。分かりやすいように斜めにしていますが、角を合わせるとすっぽり覆うことが出来ます。
バーナーパット(ユニフレーム)
強い火力を優しい赤外線の熱に変える、特殊耐熱鋼メッシュのバーナーパットです。
バーナーパットはクッカーの底の焦げ付きを抑えてくれると同時に、安定感も増すので、すべり止めにも使えます!ご飯を炊くときに吹きこぼれもある程度キャッチしてくれるので、下を汚さなくて助かってます。
サイズは、M(15×15cm)、S(12×12cm)の2種類があり、私が使っているのはMサイズです。メスティンを乗せるのにちょうどいい大きさです。
ユニフレーム(UNIFLAME) バーナーパットM 610688防風板(Alpinista)
強風時に火力を安定させるために使うのが防風板です。板と板を繋げているペグを地面に挿して使用します。
バーナーの火は風の影響をもろに受け、お湯の沸き方が遅くなったり、火が消えてしまったりします。風がある日の山行には持っていくとに安心です。
防風板はたくさんのメーカーがあって迷ったのですが、このAlpinistaはペグが4本あるので安定しますし、さらに予備のペグが2本付いているので、無くしても安心です。
板は全部で10枚。取り外しOKなので私は1枚外して9枚にし、少しだけ軽量化しています!
素材はアルミで、軽量のわりにしっかりした作りで、ペラペラ感はありません。
丁寧な取扱説明書付きです。
丈夫なハードケース、ミニサンドペーパー、クロスも付いています。バリが気になる人は磨いてってことなんだけど、それほど気にならなかったです。
<製品仕様>
- サイズ:(収納時)高さ24cm×幅8.5cm×厚さ1.5cm (展開時)高さ24cm×83.8cm
- 材質:アルミニウム合金
- 重量:約270g(収納時約340g)
- 枚数:10枚構成(枚数調整可)
- 価格:1,360円(税込)
ポップアップソロテーブル フィールドホッパー(SOTO)
アウトドアで使うテーブル、SOTOのポップアップソロテーブル フィールドホッパーST-630です。
山の中って平らで綺麗な所ばかりじゃないですよね。石がゴロゴロした不安定な場所や、地面が濡れている場所、また、テント泊などでちょっとした作業スペースが欲しい時など、あると便利なのがミニテーブルです。
アウトドア用のミニテーブルを探すと、重量が700g前後が多いのですが、このSOTOのフィールドホッパーは395gと軽量で、大きさもコンパクトなA4サイズ。しかも半分に折りたためる!登山にはピッタリだと思います。広げるとワンタッチで足が開き、すぐに使えるところも気に入り、私はこれ一択でしたね。
フィールドホッパーにはST-631のA3サイズもありますが、重量が1200gと重くなってしまうので、登山で使うならA4サイズがおすすめです。
収納する時は、折りたたんで足を中に収めるだけ。
手に挟んだ状態で、付属の収納袋にしまいます。
注)手を離してしまうと広がってしまいますのでご注意を(^^;
すべり防止付きで、器具の落下を防いでくれます。
<製品仕様>
- 素材:天板/アルミニウム、スタンド/ステンレス、専用収納ケース/ひも・ナイロン、紐留め・樹脂
- サイズ:幅29.7×奥行21×高さ7.8cm(A4)、収納時/幅29.7×奥行11×高さ1.9cm
- 重量:395g
- 耐荷重:3kg
マルチツール クラシック(ビクトリノックス)
携帯用のマルチツール、ビクトリノックスのクラシックSD 0.6223です。調理だけでなく、登山中に持っていると何かと便利なツールセットになります。
ビクトリノックスは、創設130年の伝統あるスイスのメーカーで、機能性、実用性、品質ともに高い評価を得ています。
ビクトリノックスマルチツールには、いくつかの種類がありますが、私はこのハサミ、ナイフ、爪ヤスリ(+マイナスドライバー)の最小限セットで十分かなぁと思います。
とにかく軽くて小さいので、持っていることを忘れそう。キーホルダー環が付いているので、Dカンでザックにぶら下げておき、いざという時にさっと取り出せるのも嬉しいです。
用途としては、袋の開封、商品タグ、キネシオテープ、ささくれのカット、などに使えますね!
以前、仲間の靴底剥がれで結束バンドを使用した時、余り分をカットしたかったのですが、たまたま持って行くのを忘れて後悔しました。。
切れ味もよくて、品質的には合格です!
玉子ケース(エバニュー)
MSサイズの玉子を入れて持ち運びができる、エバニューの2ケ入り玉子ケースです。
山で料理を作る時に、持って行きたくなるのが生玉子ですよね!日帰り~1泊登山なら2個あれば十分でしょう。でも、いざ持っていくとなるとザックの中で割れてしまわないか心配!そんな時にあると便利なのが玉子ケースです。
このエバニューの玉子ケースはMSサイズの玉子が2個入って、お湯でボイルできるように紐まで付いています。まぁ、登山で玉子を茹でることってあまりないかと思いますが、とにかくコンパクトで軽く、ザックやメスティンの中で場所を取らないのが魅力です!
玉子の向きは、蝶番部に尖ったほうを向けて入れるようになっているようです。
よほどひどい扱いをしなければ割れることはないと思いますが、ケースは格子状なので、万が一の時のためにビニール袋に入れておくと安心ですね。
ちょっと開け方にコツが要ります。上側に丸い切り欠きがあるので、そこを右手の親指で押さえ、左手で蝶番部を外すと楽に開きます。思いきり開けて反動で玉子が飛び出さないよう、家で練習が必要かもしれません(笑)
カンベンチレーター(EPI)
OD缶を使い終わった後、捨てる時に必要になるのがコレ!OD缶専用の穴あけ器、EPIのカンベンチレーターです。
私の住んでいる地域では、ガスボンベは穴をあけて出すのがお約束です。しかし、初めてOD缶を不燃物に出そうとした時、OD缶のあまりの硬さに穴があけられず、非常に困ったことがありました。CB缶の穴あけ器では歯が立たないし、ドライバーをあててハンマー叩きをやってみたけど、滑ってしまって、これは危険と判断。
その時、何か道具がないかとネットで検索して見つけたのがこのカンベンチレーターです!すぐにポチッたのは言うまでもありません。
メーカーはEPIですが、仕様が同じ他のガスメーカーのOD缶にも使えます。
見た目は栓抜き。(栓抜きには使えませんよー)
折りたたむこともできて、収納に便利。
まとめ
いかがでしたか?今回は私が実際に使って、いいなと思った商品をいくつかご紹介しました。
便利な小物は他にもたくさんありますので、ご自身のスタイルに合わせていろいろ探してみましょう。快適に山ごはんが作れるようになると、もっともっと山での食事が楽しくなりますよ!
<今回、ご紹介した商品一覧>
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