フリーズドライなんておいしくない!と思っている山ごはん愛好家の皆さん。アマノフーズのフリーズドライを是非試してみてください。味噌汁だけじゃないんです。カレー、雑炊、丼もの、スープまで、山ごはんで使えるメニューがいっぱい!お湯があれば簡単に出来ちゃう、寒い冬にぴったりな(冬じゃなくても)、軽くて美味しいおススメ商品をご紹介します。
フリーズドライとは?
アウトドアや防災用に便利な、フリーズドライの人気が最近高まっているようです。製法技術が日々進歩していることで、フリーズドライ食品の味は昔に比べて格段に美味しくなっています!アウトドアに限らず、普段の食事にも使えるので、愛用している方も多いのではないでしょうか?私もその一人です(‘-‘)ゞ
そもそもフリーズドライとはどんな食品なのでしょう?
フリーズドライとは、水分を含んだ食品や食品原料をマイナス30℃程度で急速に凍結し、さらに減圧して真空状態で水分を昇華させて乾燥させることである。
出典:wikipedia
フリーズドライ製法は、従来の天日干しや高温での乾燥ではなく、真空低温で乾燥させることで食品の成分を壊しにくく、栄養価を残しやすい利点があります。メリットをまとめると…
- 軽くてかさばらず、携帯に便利→ザック重量を軽くできる→U.L.化に最適
- 少量のお湯だけですぐに食べられる→レトルトのようにお湯で温める時間が不要→時間短縮
- 高熱処理しないので、味や香り、栄養価が残りやすい→美味しいのが一番
- 水分量が少ないので、添加物が少なくてすむ→健康に優しい
- 長期保存が可能(約1年)→1年後の山行まで使える
- 防災にも役立つ→災害時の保存食にもなって一石二鳥
と、いいことずくめなんです。これを登山に利用しない手はありませんよね!
ちなみに、ホームセンターでも長期保存食を探したところ、以下のような食品も売っていました。
左は、常温でも食べられるスープのレトルト食品。右は、米一合を研がずに飯盒に入れて、一緒に炊くことでパエリアができるというものです。どちらもとても美味しそうなのですが、重量があるのと、缶詰の形態は後始末に困ってしまうことも。キャンプならいいのですが、登山にはちょっと不向きなんですよねぇ…。
また、メスティンやホットサンドメーカーを使った山ごはんも美味しくていいですけど、調理している時間がない行程の時もありますし、雪の降る冬山でのんびり調理なんかしてたら凍え死にます(笑)
それに、定番のカップラーメンはそろそろ飽きてきました(^^;)
そういったことで不便や不満を感じた時に、フリーズドライは使えると思うのです。つまり、フリーズドライの一番のメリットは、時間がない時や冬の登山ですぐに温かい食事ができることなんです!
フリーズドライの調理方法は、適量のお湯をそそいで、とろみが出るまで(約1分)かき混ぜるだけ。すぐに食べられるので、山ごはん初心者にも最適だと思います。
そこで、必要になってくるのが「お湯」です。
お湯はバーナーで水から温めるか、保温できる水筒で持って行くかの2択になるかと思います。時短・簡単を求めるなら水筒で持って行くのがおススメです。
私は、冬場はいつもサーモスの山専ボトルを使用しています。もちろん、普通の水筒でもいいのですが、山専ボトルは6時間経っても熱々のお湯が持続するので、冬の登山では手放せません。サイズは500ml、750ml、900mlの3種類があり、ソロの日帰りでしたら500mlが使いやすいです。
【サイズ】約7×7×23.5cm(幅×奥行×高さ)/【重量】約0.28kg/【口径】約3.6cm【保温効力】77度以上(6時間)/【保冷効力】10度以下(6時間) /【定価】6,050円(税込み)
お湯調達の一つの選択肢として、山専ボトルは持っている人がとても多いです。私も強くオススメします!
アマノフリーズドライの製品紹介
私はつい最近までアマノフーズには味噌汁しかないと思っていました。ところが、それ以外にも種類があることが分かったんです!
アマノフーズには以下の3つのシリーズがあります。
- おみそ汁
- お食事シリーズ
- スープシリーズ
特に「お食事シリーズ」「スープシリーズ」には、カレー、雑炊、にゅうめん、丼ものなど、登山食に使えそうなものがたくさんあります。現在、以下のメニューが販売されていますのでご紹介します。(予告なく販売終了、リニューアルする製品もあるかもしれませんのでご了承ください)
注)今回はおみそ汁シリーズは割愛させていただきました。
- ひきわり豆のトマトカレー
- 野菜と鶏肉のカレー
- 完熟トマトのチーズリゾット
- 3種のチーズリゾット
- 5種具材のビーフシチュー(秋冬限定)
- 彩り野菜のホワイトシチュー(秋冬限定)
- ほぐし身入りかに雑炊
- ほぐし身入りさけ雑炊
- 炙りたらこ雑炊
- まるごと貝柱雑炊
- にゅうめん5種の野菜
- にゅうめんすまし柚子
- にゅうめんまろやか鶏だし
- やわらか牛肉の卵とじ
- とろっと卵の親子煮
- 五目中華あんかけ
- たまごスープ
- 炙り牛スープ
- ねばねば具材の和風スープ
- 揚げなすの完熟トマトスープ
- 3種のきのこの豆乳スープ
- 粒コーンとポテトのポタージュ
凄い品揃えですよね!いやはや、アマノフーズは「フリーズドライの鬼」ですよ(笑)
アマノフリーズドライ 私のおすすめベスト5
上記の中で8割がた実食してみた私が、「これは美味しい!山で使える!」と感動したフリーズドライを5つご紹介します。
これ以外にも美味しいフリーズドライがたくさんあり、5つに絞ることが大変でした(^^; これはあくまで私の主観によるものなので、興味のある方は、ご自身の舌で好みの味を見つけてみてくださいね!
番外編として、アマノフーズ公式オンラインショップでしか買えない限定商品もありますので、ここでご紹介しておきますね!
<京都伏見の吟醸酒粕仕様 甘酒>
フリーズドライもここまで来たかー!酒粕を使用した甘酒です。お湯を注ぐだけで甘酒が飲めちゃうなんて嬉しいですね。麴の甘酒と違いアルコール分を微量含みますので(1%未満)、お酒に弱い方はお気をつけください。
6食入り 648円(期間限定2021年12月24日迄)
<五穀おこげ入り ぜんざい>
お餅じゃなくておこげを浮かべたぜんざいです。甘い小豆とカリカリおこげがマッチング。山で疲れた時こそ甘いものが欲しくなるんですよね!これは是非とも持って行きたいフリーズドライと言えるでしょう。
3食入り 1,080円(数量限定12,500セット)
購入はアマノフーズオンラインショップへ ※新商品・限定商品タブから行けます。
フリーズドライにプラスして満腹山ごはん
フリーズドライのお湯の量は、メニューによって違いがあり、約100ml~180mlです。出来上がりはシェラカップ(約300ml)に1杯分と量的にはそれほど多くはありません。これだけでは足りないよ!という方のために、私が実際に山で試してみたフリーズドライ+アルファのレシピをご紹介します。よかったら参考にしてください。
カレー+モンベルのリゾッタ
カレーシリーズにはモンベルのリゾッタが合います。特にカレーリゾッタは相性抜群で、ドライカレー風にしてスパイシーなお昼ご飯を食べたい人にピッタリです。モンベルのリゾッタはお湯を入れて3分で出来ちゃいますよ。
やわらか牛肉の卵とじ+スープジャーで温かいご飯
牛肉の卵とじはご飯にかけて丼にして食べるのが最高ですよね!でも、肝心のご飯が冷たくなっていたらせっかくの丼が台無しです。
そこで登場するのが、サーモスの「真空断熱スープジャー」です。本来はスープや汁物を入れるジャーですが、ご飯もOK。保温・保冷効力は56℃以上(6時間)、12℃以下(6時間)。私のジャーは300mlで、重量は260gと軽いです。(他に400ml、500mlもあり)
これがあればバーナーでご飯を炊いたり温めたりすることなく、すぐに温かいご飯を食べることができるので、寒い季節は重宝しています。スープジャーの中に直接具材を投入してもいいですね!
ビーフシチュー+ハンバーグ+温かいご飯
ビーフシチューにハンバーグとご飯をプラスしてボリュームアップ!
使ったのは冷凍「ニチレイミニハンバーグ」
ハンバーグは自宅で適量をレンチンして、温かいご飯と一緒にスープジャーに入れて持って行きます。
食べる直前にシェラカップなどに入れ、ビーフシチューをかけて食べると美味しいですよ。
フリーズドライにピッタリな器シェラカップ
登山やアウトドアにおいて定番ともいえる食器「シェラカップ」ですが、これがフリーズドライ食にピッタリのサイズ感でした。シェラカップは小ぶりで軽量なので持ち運びにとても便利!
シェラカップは、素材がチタン、ステンレス、真鍮、サイズが200~1,000mlなどいろいろあって、選ぶのに迷う人がいるかもしれませんが、登山でおススメする素材は、断然軽量のチタン。そしてサイズは、300ml前後、450ml前後が使いやすくておススメです。
私は300mlと450mlの2個使いでフリーズドライを作っています。300mlのほうでフリーズドライをお湯で戻し、450mlのほうにご飯を入れておきます。そのまま別々に食べてもいいですし、出来上がったフリーズドライ食をご飯の上に掛けても美味しいです。
ちなみに、私が愛用しているシェラカップは、300mlのほうは「スノーピーク」、450mlのほうは「ハイマウント」です。取っ手が長すぎるものは収納しづらくてイマイチですが、これらはどちらもコンパクトです。シェラカップは食器だけでなく、煮炊きにも使えるのでサイズ違いで持っていると便利ですよ。
<スノーピーク チタンシェラカップ E104>
- サイズ:φ120×高さ45mm
- 重量:37g
- 容量:310ml
- 材料:チタニウム
- 特長:軽くて取っ手が長すぎず、つかみやすいです。
- 定価:2,090円(税込み)
<ハイマウント ドリップシェラカップ 450ml>
- サイズ:約Φ145×高さ50mm
- 重量:約55g
- 容量:450ml
- 材料:チタニウム
- 特長:取っ手が折りたためて、携帯に便利です。ドリップしやすい注ぎ口付き。収納袋も付いています。
- 定価:3,080円(税込み)
アマノフリーズドライはどこで買える?
アマノフリーズドライは、近所のスーパーやドラッグストアで買えますが、私の地域では味噌汁がメインでカレーやシチューなどは売っておらず、登山ショップ(好日山荘)で見つけたのが最初です。気になる方は、お近くの登山ショップで探してみてください。
好日山荘自分が欲しい製品が近くのお店に売ってない場合や、ひとつひとつ買うのが面倒な場合は、ネット通販を利用するのも手です。自分の好きなものをセットで購入出来るので便利です。
まとめ
今回はアマノのフリーズドライについてご紹介しました。「軽い、便利、おいしい」と三拍子そろったフリーズドライを、これから登山のお供にしてみてはいかがでしょうか。
また、フリーズドライは「食品添加物」が少ないこともメリットなので、登山でよく食べているカップラーメンや加工食品などの、食品添加物が気になる食材の替わりにもいいのではないでしょうか。
それではこれからも楽しい山歩きを!
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