ミレーの「ワッフルウールフーディ」は、晩秋から冬にかけての登山や、ウインタースポーツのベースレイヤーにぴったりなフード付きの進化系ベースレイヤーです。メリノウールと化繊の混紡なので保温性と通気性のバランスが良く、行動中の汗抜けがいいのが特長です。ここではワッフルウールフーディを実際に着用してみた感想と、相性のいいミドルレイヤーをご提案します。
ワッフル ウール フーディの製品情報
フランスの老舗登山メーカーであるミレーが、革新的なベースレイヤーとして誕生させたワッフルウールフーディが人気となっているようです。私が昨年購入しようと思った時はすでに品切れ状態で悔しい思いをしたため、今年は冬物商品が出るやいなやすぐに購入しました。
ワッフルウールフーディは、保温性に優れた天然の極細メリノウール70%と化繊を、縫い目のないコンピューター編みで立体的に仕上げることで、通気性と快適性を実現させています。伸縮性もじゅうぶんにあり、着ていて本当にノーストレスなんですよね。フード付きのベースレイヤーというのも珍しく、首回りは温か。フードはバラクラバにもなるので、冬の必需品であるネックウォーマーや単品バラクラバを別に用意する必要がないのが嬉しいんですよね。
【商品仕様】 速乾性 吸湿性 抗菌・消臭
- 素材:ウール70% ナイロン26% ポリウレタン4% (18.5μ メリノウール)
- 重量:202g(MENSは232g)
- サイズ:XS/S、M/L(EUROサイズ Sサイズ=日本のMサイズ)
- カラー:4色展開
- 価格:19,250円(税込)※2023年現在
【商品サイズ】
着丈 | 身幅 | 裄丈 | |
XS/S | 56 | 40.5 | 74.5 |
M/L | 59 | 43.5 | 77 |
着丈 | 身幅 | 裄丈 | |
XS/S | 62 | 42 | 79 |
M/L | 65 | 45 | 81.5 |
ワッフル ウール フーディのレビュー
私が購入したのは、ウィメンズのM/Lサイズ(日本のL/XL)で、色はHEATHER GREY。サイズは正直迷いました。普段は商品によってMだったりLだったりの微妙な体系。もしXS/Sを買ってピチピチだったら嫌なので、単体で着ることも考えゆとりのあるM/Lを選びました。結果としては大正解でした。窮屈さはなく、伸縮性があるのでダボつかず、全く問題なく着ることができています。ただ、丈は少し長めになっていますので、身長によっては長いと感じる方がいるかもしれません。私は身長164cmで特に問題ありません。
素材に関しては、ウール特有のチクチクした感触はありませんでした。着心地はワッフルの空気層が体温を逃がさず包み込むような感じで、ふんわりと心地いいです。
フロント部▶肩は運動性の高いラグランスリーブで、口元と脇腹は編み方を変えることで通気性を確保しています。フードはバラクラバ兼用なのでそれほど大きくなく、首元をしっかりと保護しつつ、中間着やアウターのフードに干渉しにくくなっています。
バック部▶こちらも汗をかきやすい背中の部分や、フードの中心部の編み方を変えて通気性を高めています。気温の低い冬山と言えども、登っている間はどうしても汗をかきやすいもの。汗抜けの工夫がしてあるところはポイントが高いですね。
2通りの編み方詳細▶画像中央から左は見頃・肩・袖の編み方。中央から右は脇腹・背中・口元の編み方です。右側は汗抜けがしやすいように縦方向の網目が2倍になっているのが分かります。
袖口▶袖口にはベースレイヤーの使用に便利なサムホールがついています。
サムホールは肌寒い季節に手の甲を温めてくれるので嬉しいですよね。中間着を着る時も親指を通しておけば、袖がまくれあがらなくていいですね。
透け感▶明るい窓際で透かしてみると手の形が確認できて、薄手で通気性が良いことが分かります。運動中の汗抜きもしっかりしてくれそうです。
注意点▶ワッフルウールフーディのお洗濯は、40℃以下の液温で洗濯機で弱い洗濯処理ができます。他の洗濯物との引っ掛かりを避けるためにネットを使用したほうがいいでしょう。
結論、実際に着用してみて着心地の良さと温かさに感動し、本当に買ってよかったと思いました。ワッフルウールフーディは山だけでなく、普段着としても活用できるため、寒い季節の定番アイテムとなりそうです。
ワッフル ウール フーディと相性のいいレイヤリング
ここからはワッフルウールフーディと一緒に着たい、おすすめミドルレイヤーをご紹介します。
ミレー アルファ ライト スウェットⅡ
私がミドルレイヤーとしてよく合わせているのが、ミレーの革新的なインシュレーション「アルファライトスウェットⅡ」 です!
アルファライトスウェットⅡは、適度な保温性と圧倒的な汗処理性能を兼ね備えた中綿「ポーラテック®アルファ®」を採用した薄手のアクティブインシュレーションです。登山用だけでなく、普段着として着ても違和感がないデザイン作りになっています。
アルファライトスウェットⅡは裏地がサラっとしているので、ワッフルウールフーディのような袖通しの滑りがあまり良くないベースレイヤーでも、もたつくことなく着ることができます。そこが私の一番のおすすめポイントです。
アルファライトスウェットは、ジャケット・クルー・ベストの3タイプがあり、私が着用しているのは襟のないクルータイプです。季節や自分の登山スタイルによって好きなタイプを選べるのが嬉しいです。
↓アルファライトスウェットⅡの詳しい記事も上げています。ご興味のある方はご覧ください。
まとめ
今回は冬山に欠かせないベースレイヤー「ワッフルウールフーディ」のご紹介でした。ワッフル状になったメリノウールと化繊の混紡は保温性と通気性を兼ね備えており、行動中の発汗時に素早く対応。首元を暖かく保ってくれるフードは、他のベースレイヤーにはあまりない嬉しい装備です!ミドルレイヤーとのコーディネートもしやすく、一枚持っているととても便利なベースレイヤーだと思いましたよ。
それではこれからも楽しい山歩きを!
ミレーのブリーズバリヤー トイ ジャケットの記事も書いています。ご興味のある方はご覧ください。
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