ミレーのアルファライトスウェットⅡは、晩秋から冬の中間着インシュレーションとしておすすめな1枚!適度な保温性と優れた通気性があり、歩いているあいだも常に快適でいられます。一日中着ていられるって謳ってるけど本当かなぁ?実際に着てみた感想と着心地をレビューしてみたいと思います。
アルファライトスウェットⅡの特長とは?
アルファライトスウェットⅡの特長は、軽量で保温性・通気性のあるポーラテック・アルファを、同じく通気性のあるメッシュ生地で挟み込み、低温下での保温性と、激しい運動時には蒸れを逃がす通気性を両立しているところです。
私は冬登山の中間着では、よくフリースを着ることが多いのですが、フリースの種類によっては行動中に暑くなりすぎてしまい、途中で脱がなければならず面倒です。しかし、アルファライトスウェットⅡは通気性がよいので、熱が中にこもりにくく、一日中着ていられるのが特長とのこと。また、フリースほどかさばらないので、パッキングスペースを縮小することができます。
左から、ノースフェース「マウンテンバーサマイクロジャケット」、ミレー「アルファライトスウェットⅡクルー」、パタゴニア「R2」
アルファライトスウェットⅡだけ襟なしなので正確な比較はできませんが、あきらかに小さくまとまっています。ただ、重量はフリースのほうが軽いです(^^; どっちを取るか…ですね!
アルファライトスウェットの製品仕様
アルファライトスウェットⅡのタイプには、「ジャケット(左)」「クルー(中)」「ベスト(右)」の3種類があります。どれも欲しくて困ってしまいます!季節や気温によってインナーにしたりアウターにしたりと、他の保温着と組み合わせることで様々なレイヤリングができますね。
ジャケットとクルーはそれぞれメンズとウィメンズがあり、ベストは男女兼用(ユニセックス)となっています。
【素材】
ヘザーニット ポリエステル100% × ポーラテック®アルファ40 ポリエステル 100% (リサイクル72%)
【重量】
- ウィメンズ:ジャケット 280g、クルー 246g
- メンズ:ジャケット 334g、クルー 296g
- ユニセックス:ベスト XXSサイズ 170g / Mサイズ 202g
【定価】
ジャケット 23,100円 クルー 18,150円 ベスト 15,950円(税込)
アルファライトスウェットⅡに使われているポーラテック・アルファとは?
アルファライトスウェットⅡに使用されているポーラテック・アルファの生みの親は、テキスタイルを製造販売する米国の企業「ポーラテック」です。1906年創業以来、多種多様な生地を生産しており、顧客にはアメリカ合衆国軍をはじめ、アークテリクス、パタゴニア、アディダス、ノースフェイスなどのスポーツ、アウトドア専門衣料メーカーがずらり。世界中のメーカーに採用されている生地のひとつがポーラテック・アルファなのです。
ポーラテック・アルファは、止まっているときは断熱性を発揮し身体を冷やさず、動いているときは通気性を高め衣服内を蒸らさない。相反する役割を1枚で実現した最先端の中綿素材は、米国の特殊部隊のために開発されました。幅広いアクティブシーンで活躍する最新鋭のアクティブインシュレーション素材です。
引用:Amazon
ポーラテック・アルファの特長
- Regulates Warmth 温かさを調整します
- Advanced Breathability よく通気します
- Fast Drying 早く乾きます
- Compressible 圧縮容易
- Lightweight 軽いです
- Durable 丈夫です
アルファライトスウェットⅡクルー レビュー
私が購入したのは、アルファライトスウェットのクルーです。色はHEATHER NAVYですが、他にグレー系もあります。
フロント▶基本は単色。ほどよいあきの丸首と、左胸に色違いのジッパー付きのポケットがひとつ。ポケットにあまり大きなものは入りませんが、胸元のアクセントになっています。左肩にミレーのエンブレムが付いています。
バック▶バックも単色で、肩の少し下に切り替えヨークがあり、肩のトップに縫い目がこないようになっています。
表地▶表地は速乾性に優れたドライナミックヘザーメッシュニット素材を使用しています。ふわりと柔らかな手触りで、伸縮性はほどほどです(まったくないわけではない)。
裏地▶裏地はさらりとした感触。袖通しがいいのでどんなインナーにも合わせやすいです。3層構造なので厚手のように見えますが、フリースより薄手。けば立つようなモコモコ感はありません。今までにないタイプのミドルレイヤーだなと感じています。
透け感▶明るい窓際で透かしてみると、光を適度に通す様子がご覧いただけると思います。これが通気性をよくしている証拠。3層はそれぞれ独立しており、圧着はされていません。
袖口▶アウターに干渉しないシンプルなパイピング仕様。適度な伸びがあるので、袖を多少捲し上げることが可能。
サイズ感▶ミレー全般に言えることですが、サイズはEUROサイズなので日本サイズより一回り大きめです。購入の際はお気をつけください。フィット感はレギュラーです。私はMサイズ(日本のLサイズ)を購入し、少しゆとりを持たせて着ています。
ところで、アルファライトスウェットは下山した後のくつろぎ着としても使えますよ。普段着で着てもほとんど違和感がないデザインなのが嬉しいですね。
アルファライトスウェットⅡは本当に一日中着ていられるのか?
アルファライトスウェットⅡの謳い文句である「街から山頂まで1日中着ていられる」は本当なのか、疑問に思っている方もいらっしゃるかと思います。
街はどうかわかりませんが、気温5~10℃の山で、ベースレイヤーのミレーワッフルウールフーディと一緒に着用したところ、本当に一日中快適に歩くことができました。どちらも保温性がありながら通気性もいいので、発汗時に熱がこもることはなく行動中ずっと着ていられました。
停滞時に関しては、陽があたる無風の2,000mほどの山頂(気温5℃)では上着は要りませんでした。逆に、天候の悪い、風がある山頂では、通気性がいい分アウターの着用は必要かと思います。
とは言え、人によって体感温度は違いますし、その日の気候によっても左右されると思いますので、あくまで私個人の感想ということでご了承ください。
フランス発祥本格登山ブランド『ミレー(MILLET)』公式オンラインストア↓ワッフルウールフーディに関しては別ページで詳しいレビュー記事を書いています。ご興味のある方はご覧ください。
アルファライトスウェットⅡは、本当に山頂まで着ていられるミドルレイヤーでした。冬の行動中でも暑くなり過ぎないところが、汗かきの私に合っているようです。途中で脱いだり着たりする手間も省けて手放せない一着になりました。ベストも欲しい…(笑)
まとめ
アルファライトスウェットⅡは、寒暖差の激しい晩秋から冬の登山におすすめです。適度な保温性と圧倒的な汗処理性能を兼ね備えた中綿「ポーラテック・アルファ」を採用することにより、行動中もずっと着ていられるのが特長です。フリースとはまた違った着心地を試してみませんか?
それではこれからも楽しい山登りを!
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