【パタゴニア】高所登山に最適なアルトヴィア・アルパイン・パンツをレビュー

パタゴニアアルトヴィアアルパインパンツ ウェア
本記事はアフィリエイトプログラムを利用しています。

パタゴニアのアルトヴィア・アルパイン・パンツは高所岩稜帯向けに作られたパンツですが、中低山でも是非使ってもらいたい軽量でストレスフリーなソフトシェルパンツです。薄手なので春から秋にかけての暑い時期の登山におススメです。実際に使用してみたのでレビューします。

アルトヴィア・アルパイン・パンツの履き心地が最高すぎた

実は、パタゴニアのパンツを購入したのは初めてです。パタゴニアのトップスはたくさん持っているんですけど、なぜかボトムスには目が行かなかったんですよね。ダサイ、高価、丈が長い、と勝手な思い込みがありました。(パタゴニアさん、ごめんなさい)

なので、これまではパタゴニア以外のものでマムート、ノースフェイス、モンベル、アークテリクス、ミレー、マウンテンハードウェアといろいろなメーカーのパンツを履いてきました。もちろんどれもいいパンツです。

しかし、あるユーチューバーさんがアルトヴィア・アルパイン・パンツを履いているのを見て、「あれ?意外とカッコいいじゃん」と思ったんですよね。で、ちょっと試してみようと思ったわけです。

実際に履いてみると、すごくいい!もしかしたら私が持っている歴代の他メーカーパンツを上回るのでは!?と感じてしまった次第です。では、どんなところが快適なのか?をお伝えしたいと思います。

裾がバタつかないスリムフィット

パタゴニアアルトヴィアアルパインパンツ

アルトヴィア・アルパイン・パンツはスリムフィットです。裾の広がりが少ないので「風でのバタつき」「泥汚れ」が少ないのが特長。岩場での擦れや枝の引っ掛かりも防いでくれます。なにより見た目がスマート!一昔前の登山ズボンのイメージを覆されました。

パタゴニア

裾はほぼストレートですっきりした印象。

パタゴニア

裏はショックコードとコードロック仕様で、フィット感を調節可能です。

ストレッチが効いていて歩きやすい

パタゴニアアルトヴィアアルパインパンツ

ほどよくストレッチが効いているので、歩行時のストレスは全く感じませんでした。丈も長めなので、登山靴との隙間も生まれず、しっかりホールドしてくれるのは嬉しい。ヒル対策にもなりそうです。

パタゴニアアルトヴィアアルパインパンツ

大きな足の上げ下げ時にもよく伸び、窮屈さを感じることはありませんでした。高山の岩場ルートや、森林限界の上を想定したつくりを実感できました。

補強布で耐久性をアップしている

前身頃

後ろ見頃

色が黒なので分かりにくいですが、アルトヴィア・アルパイン・パンツは、裾の内側とヒップをパネルという布で二重構造にし、岩や摩擦に対する耐久性を高めています。(画像の赤く囲った部分) 雪山や雪渓をアイゼンで歩く際にも、爪で生地を傷める心配を軽減できそうです。

クライミング時にハーネスに干渉しない構造

アルパインと謳っているからには外せないポイント!左右のジッパー式ポケット右腿のジッパー式ポケットが、ハーネスを付けていても快適に使える位置にあり、使い勝手が良さそうです。ポケット裏側には通気性に優れたメッシュの裏地も付いています。

パタゴニア

後部右側のジッパー式ポケットも内ポケット構造で存在を主張しすぎません。すべてのポケットがフラットなので、ごわつきをほとんど感じませんでした。

パタゴニア

ウェストベルト部は、バックル、スナップ、ジッパー類の凹凸が少ないので、ハーネスやバックパックの下でも快適です。お腹部分が嵩張らないので、ザックのウェストベルトを締める際もストレスがないのでいいですよ。

注意すべき唯一の欠点

最高の履き心地なアルトヴィア・アルパイン・パンツですが、1つだけ注意することがあります。それはジッパーの細引きコードが取れやすいことです。洗濯で緩んでしまうと気が付いたら無いってことも!もし無くなってしまった場合は、自分で別なひもを付けるか、最初に接着剤で結び目を固めてしまうという手もありますよ。

アルトヴィア・アルパイン・パンツの素材

パタゴニア

アルトヴィア・アルパイン・パンツの素材は、伸縮性のよい軽量なリサイクル・ポリエステル/ポリウレタンの混紡素材です。岩や摩擦に対応するパネル部は、丈夫なリサイクル・ナイロン/リサイクル・ポリウレタンを採用。岩のロングルートやクライミングなどの激しい運動を念頭に置いたデザインになっています。

本体4.7オンス リサイクルポリエステル86%、リサイクルポリウレタン14%
パネル4.5オンス リサイクルナイロン85%、リサイクルポリウレタン15%
重さ323g~380g
原産国ベトナム製
特長4方向伸縮
PFCフリーDWR加工(フッ素化合物不使用の耐久性撥水コーティング)済み
フェアトレード・サーティファイドの縫製を採用
定価19,800円(税込)※2023年現在
出典:パタゴニア公式サイト
パタゴニア

アルトヴィア・アルパイン・パンツの厚み薄手(ソフトシェル)になります。薄手と言ってもパネル(補強布)のおかげで、心もとない感じはありません。

季節的には春、夏、秋がおススメです。薄手なので通気性がよく、汗をかいても乾きが早いです。冬は中にタイツを履いたり、ハードシェルを上から履けば寒さは感じないでしょう。

アルトヴィア・アルパイン・パンツのサイズ

パタゴニア

【ウィメンズ・レギュラー】

024681012141618
ウェスト35363739404143454850
股上21222323242526272828
股下76767979797979797979
仕上がり寸法(平置き/cm)

【メンズ・レギュラー】

28303132333435363840
ウェスト37394142434446475052
股上25272728292930303132
股下79798181818484848484
仕上がり寸法(平置き/cm)

【メンズ・ショート】

2829303132333435363840
ウェスト3738394142434446475052
股上2526272728292930303132
股下7676767676767676767676
仕上がり寸法(平置き/cm)

※実製品の寸法と若干異なる場合があります。日本で販売しないサイズを掲載している場合があります。

アルトヴィア・アルパイン・パンツのサイズ選びには注意が必要です。メンズには股下の長さが違うレギュラーとショートがありますので、選択時に間違えないようご注意ください。ウィメンズにショートはありません。

また、ウェストにゴムは入っていませんので、許容範囲があまり広くありません。もしゆるい場合は、ベルトである程度の調整ができます。

ちなみに私は164cm、53kgなのですが、試着したところサイズ2は股上がやや浅く、全体的にピッタリした感じ。とは言え、伸縮性があるので窮屈さは感じませんでした。サイズ4は全体的にゆとりがありました。どちらにしようか迷いましたが、中にタイツを履くことを考えてサイズ4にしました。丈も長いかと思ったけどちょうど良かったです。サイズ4は日本サイズのL相当になると思います。Mサイズの方はサイズ2あたりが良いかと思います。

できれば購入前に実店舗での試着をおススメします。近くにない場合は、公式サイトで購入すれば返品交換は送料無料です。股下が長いと感じる方はお直しサービス(3,300円)もあります。

パタゴニア オンラインショップはこちら

まとめ

パタゴニアアルトヴィアアルパインパンツ

アルトヴィア・アルパイン・パンツは、生地が柔らかく履き心地がいいので、お気に入りの1枚になりました。色は無難なブラックにしましたが、補強布の切り替えがよく分かる別カラーも欲しいなぁと思っている今日この頃。高山だけでなく低山にも利用できますし、普段使いにも使えそうです。この夏、ガンガン履き倒したいと思います。

それではこれからも楽しい山登りを!

パタゴニア

 

サンデーマウンテン

コメント