登山女子の疑問を解決!山のトイレ事情とお花摘みの注意点

山のトイレ事情お役立ち

登山女子にとって、山のトイレは深刻な問題ですよね。山には下界のように綺麗な水洗トイレはありません。それどころか、登山道にトイレがないことも!そんな時はどうしたらいいのでしょうか?今回は登山女子のための山のトイレ事情と、お花摘みについての注意点などをまとめてみました!

山のトイレにはどんなものがあるのでしょうか

山のトイレには、いくつかの種類があります。それは登山道によって千差万別で、大変良く整備されている水洗トイレがあるかと思えば、一昔前のポットントイレが今だ残っていたりします。

通常、山にはトイレがないのが普通です。そこにトイレを設置することが、どれほど大変かということを念頭に置きながら、読んでいただけると幸いです。

公衆トイレ

自治体で管理しているトイレです。登山者の多い、比較的メジャーな山には大抵あります。ほとんどが無料で使えます。トイレットペーパーを完備している所が多いですが、中にはないトイレもあるので、常に紙は持参しましょう。場所によってはペーパーを流せない所もあるので、使用方法を確認しましょう。

山小屋のトイレ

山小屋にはトイレが必ずあります。スタンス的には「お借りする」立場です。宿泊者用と外来者用に分かれているところもあるので、そういう山小屋では外来者用をお借りしましょう。

山小屋のトイレは有料です。(だいたい100~200円程度) 処理設備の管理と維持のため莫大なお金がかかっているので、協力金として小銭を準備しておきましょう。

トイレットペーパーは流せないところがほとんどです。また、それ以外のもの(生理用品など)も絶対に流してはいけません。壁に書いてある使用方法をよく読んで、備え付けのごみ箱などに入れるようにしましょう。

簡易水洗トイレ

工事現場で見るようなボックス型のトイレです。和式が多いです。穴に蓋がしてあり、足元の蛇腹装置を踏むと蓋が開いて水と一緒に流れる仕組みです。

便器のないトイレ

マイナーな登山道や避難小屋などに多いです。(私は使ったことがないのですが) 簡易トイレを買うか持参して、使用済みは持ち帰ります。

余談ですが

ある山で、公衆トイレが和式の汲み取りだったことがあります。便器には、臭いと虫防止のための木製のフタがしてありまして。若い山ガールに「なんかフタがしてあるんですが、どうやって使うんですか?」って聞かれました!今の若い子ってフタを知らないんだ~って驚いたことが。…私の歳がばれますね(^^;

お花摘みデビューをしてみよう

整備された登山道やメジャーな山域ならトイレがあるのですが、マイナーな山はトイレは登山口だけで、山の上には一つもないって結構あるんです。そういう時は、仕方がないので「お花摘み」を覚悟します。

「お花摘み」とは、トイレ(女性)の隠語です。男性は「キジ撃ち」と言います。登山道を離れて、木や草むらの陰で用を足すことになります。屋外でお尻を出すなんて有り得ない!って思いますよね。私も最初は抵抗感がありましたが、一度経験したら慣れてしまいました!排泄は生理現象ですし、みんな同じだと思えば恥ずかしくありません。

ここではお花摘みの注意点、準備品などをあげてみました。団体登山の場合は、歩く前にガイドさんが「今日はトイレがないので、お花摘みでお願いします」などと言ってくれるので心構えができます。

お花摘みの注意点

  • トイレの回数を減らすため、当日はコーヒーなどのカフェイン類を絶ちます。カフェインは利尿作用があるので危険です(笑) トイレがある山行でも、私はコーヒーは飲みません。大好きなんですけどね。そこは我慢です。
  • とは言っても、水分はちゃんと補給します。少しずつ補給すればほとんど汗となって蒸発するので、あまり尿意を感じません。
  • ガイドさんがいる場合、お花摘みスポットに詳しいので、不安な方はどこでお花摘みが出来るか聞いてみましょう。そこまで我慢できるのであれば我慢。できなければ最後尾につき、ひと声かけてササっと済ませます。
  • 休憩中にお花摘みに行く場合は、ザックは置いて、必ず誰かに声をかけて行きましょう。「お花摘みに行ってきま~す」でいいと思います。ザックを置いておけば、持ち主がいないと分かり、間違って出発されなくて済みます。(単独を除く)
  • 用を足す場所ですが、恥ずかしいからと言って奥に入り込みすぎないようにしましょう。滑落や道迷いの危険があります。斜度があるところはバランスを崩して転がることがあります。
  • 川のそばは禁止です。下流で飲み水に使っていたら…?
  • 山の上でも女子はツレション大好き。みんなで行けば怖くない見張りを立てるのも手です。(単独除く)
  • 「大」の場合ですが、簡易トイレの使用がいいと思います。穴を掘って埋めるとかいう人もいますが、私は反対です。
  • 使ったティッシュやペーパーは必ず持ち帰りましょう

お花摘みセットは何を用意すればいい?

3点セット

  • ペーパー、ティッシュ類 トイレに流せるウェットティッシュがおすすめです。風に飛ばないから!
  • ビニール袋 ペーパーを持ち帰るためのもの。黒いもの推奨。
  • 小銭 有料トイレ用です。
お花摘みセット取付例

以上3点を、 私は 耐水性のあるポーチに入れてザックにぶら下げています。お花摘みは、急を要し、時間がない中での行動になることが多いため、すぐに取り出せるような場所がおすすめです。

お花摘みが恥ずかしくなくなる便利なもの3選

お尻を出すことにどうしても抵抗がある方向けなのですが…

  • 腰に巻く用のアウター(お尻を隠してくれます)
  • 傘(下半身を隠してくれます)
  • ポンチョ(頭以外を隠してくれます)

ポンチョは、ホームセンターの防災用品売り場、または簡易トイレにも付属でついてたりします。自分が提案しておいてなんですが、正直なところ傘を出したりポンチョを出したりしている時間があるのか?って疑問も残ります。単独ならOKですが、時間が決められているツアーでは難しいかと思います。ザックも重くなりますしね。

とは言え、お腹を壊しやすく「大」のほうの心配をされる方は、時間が掛かるかもしれませんので、あると便利なのではないでしょうか?

まとめ

登山人口が増え、山のトイレ問題は重要課題になっています。心無い登山者によるマナー違反が多く、登山者のモラルが問われています。

日常生活が大変便利になった今の時代に、不便な山のトイレはギャップがあり過ぎてツライものもありますが、「郷に入っては郷に従え」で、お互いに気持ちよく使うようにしたいですね。

山小屋のトイレも大変な苦労の歴史があるようで、し尿処理の現状を知ったら使用料100円では足りないくらいです。おが屑を使ったバイオトイレが主流になってきていますが、登山者が増えれば処理が追い付かなくなり、便内がいっぱいになってしまうことも考えられます。

場所によっては、糞尿の入ったコンテナをヘリで下界に降ろす作業もしています。私たちは普段何気なく使わせてもらっているわけですが、それが当たり前じゃないことに気付き、もっと感謝しなければなりませんね。

お花摘みに関しては、これはもう慣れるしかありません。何度か経験するうちに、恥ずかしさは薄れてくるものなので心配は無用です。山を継続して登って行けば、いつかその日はやってくるでしょう。検討を祈ります!

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