女性にとってお泊り登山の持ち物で外せないものと言えば「メイク用品」ですよね。化粧はもちろん、日焼け・保湿対策のためにも是非持っていきたいアイテムです。でも、メイク用品って結構重いんですよね!ここでは少しでも荷物を軽くしたい私の軽量化対策をご紹介します。よかったら参考にしてみてくださいね。
女性の皆さん!化粧は「する派」ですか?「しない派」ですか?
日帰り登山に慣れてくると、そろそろ小屋泊もしてみたいと思うようになりますよね!そこで出てくるのが化粧に関するお悩みです。
山小屋は水も満足にないし、石けん類も使えません。お化粧を落としたり、したりするにはとても不便な場所なんです。
ポイントメイク用リムーバーじゃないと落ちない化粧はメイクオフが大変ですし、香料のある化粧品は虫が寄って来る危険もあるんです。
そんなこともあり、皆さんナチュラルメイクをされている方が多いですね!山では普段と同じようなばっちりメイクは避けたほうが無難です。
また、もともとメイクはしないという方も少数いらっしゃいます(しないで済むというのが羨ましい)。最低限、日焼け止めはされているとは思いますが、荷物が少なくて済むのは楽でいいですよね!
化粧を「する派」と「しない派」では、私が観察する限りでは「する派」のほうが多いような気がします。
私自身は「する派」です。すっぴんで外に出る勇気はありません( ノД`) したがってメイク用品は重くなりがちです。これが悩みなんですよね。
メイク用品には何を持って行きますか?
「する派」の皆さん、メイク用品は何を持って行きますか?いくらメイク簡素化を目指してはいても、できれば記念写真には綺麗な顔で写りたいですよね!
ただ、登山は大量に汗をかくので、汗をぬぐった時にパンダになってしまいそうなメイク用品は避けたほうがいいでしょう。
ウォータープルーフ化粧品の使用や、控えめな色のメイク用品がおすすめですよ!また、まつエク、眉アートメイクするのも一つの手ですよね。
私が持って行くメイク用品は、
- 基礎化粧品(化粧水、乳液)
- 下地(日焼け止め SPF50+ PA++++)
- パウダーファンデーション(美白UVカット仕様)
- アイブロウ
- アイシャドー(茶系)
- チーク
- 色付きリップクリーム(SPF20 PA++)
の7点です。すべて普段でも使っているものです。敏感肌なこともあり、肌荒れが心配なウォータープルーフは石けんで落とせる日焼け止めのみです。アイラインやマスカラは使いません。
日焼け止めのおすすめについては記事を別に挙げていますので、よかったら参考にしてみてください。
軽量化のコツとは?
1泊2日の小屋泊で推奨されるザックの総重量は、7kg以内と言われています。
ここではメイク用品に的を絞っていますが、実はすべての登山アイテムで軽量化は必要不可欠です。準備の段階から持ち物の重さをひとつひとつ量る方もいらっしゃいます。
荷物が重くなるとどうなるか?当然足腰に負担がかかりますし、山頂に着いた頃にはグッタリ慰労困憊になり兼ねません。米10㎏を背負って3時間以上階段を上がることを想像してみると分かりやすいかと思います。
軽量化は登山者の永遠のテーマなのです!
話をメイク用品に戻しまして…
メイク用品は小さいものがいいからと、わざわざトラベル用の化粧品セットを購入する必要はないでしょう。普段から使っているもののほうが、肌トラブルを避ける意味でも安心できますし、余計な出費をしなくて済みます。
肝心なのは、どのように持って行くか?ですよね!下に軽量化のコツを挙げてみました。
- ケースやチューブのまま持っていかない
- 使う分だけ小分けする
- チャック付き収納パックが便利
- 試供品サンプルは良し悪し
- 軽量化=計量化
では、1つずつ見ていきましょう。
1、ケースやチューブのまま持っていかない
カートを引いた観光旅行なら全く問題はないのですが、登山ではすべての荷物を自分で背負わなければなりません。ケースやチューブをそのまま持って行くのは自殺行為です!特に鏡のついたケースは重くなりがちなので気をつけましょう。
2、使う分だけ小分けする
皆さんすでに実施済みかと思いますが、登山女子の強い味方「100均のボトル」が役に立ちます!これには基礎化粧品類を入れます。
大きさは一番小さいもの(10ml)でいいでしょう。柔らかいソフトケースがおすすめです。満杯にはしないで使う分だけ入れます。朝晩2回分あればOKです。
テクスチャーの重いもの(下地)などは、丸い蓋つきのケースに入れましょう。
3、チャック付き収納パックが便利
こちらも100均のものです。何に使うかはあとで詳しくご説明しますが、いろいろと使えて便利なんです!口がチャック式になっていることが大事です。
4、試供品サンプルは良し悪し
無料で頂く試供品のサンプルは軽くていいのですが、1回で使い切れない時があります。一度口を開けてしまうと、残りを零してしまったり、保管場所に困ったりしてちょっと扱いづらいんですよね。
私は、試供品は下山後の日帰り温泉で使うようにして、余った分は脱衣所のゴミ箱に捨てて帰ります。
5、軽量化=計量化
軽量化をするためには、まずアイテムひとつひとつの重さがどれくらいあるのかを実際に計量してみるといいでしょう。トータル重量の目標を決めて、常に重さを意識することで自然と軽量化ができてきます。
たとえば、登山道具をネットショッピングで購入する場合にも、値段と同時に重量も比較する習慣をつけるといいでしょう。
私のメイク用品を紹介します
下の写真は、私がポーチに入れている1泊2日用のメイク用品となります。
- 折り畳み式ブラシ・・・コンパクトになるものがおすすめ
- ヘアターバン
- 手鏡 ※1
- ヘアスプレー・・・寝癖直し用。100均のスプレーボトルに入れています
- 日焼け止め・・・下地も兼ねています
- 化粧水、乳液・・・100均のボトルに入れています
- パウダーファンデーション+スポンジ ※2
- クレンジング・・・コットンパフに浸み込ませて持参 ※3
- 頬紅・・・コットンパフにこすりつけて持参 ※4
- アイブロウ・・・普段使っているペンシルタイプ
- 歯ブラシ
- アイシャドー ※5
- おりものシート・・・下着を替えないので必需品
- ボディーシート・・・汗拭き用。使う分だけチャック付き収納パックに小分け
上記の化粧品は、すべて無香料の物を使っています。
上記にないもの リップクリーム・・・いつでも使えるようザックのポケットに入れてます。
※1 山小屋で化粧をする時って、早朝の暗い時間に寝床で…ってことが多いんですよね。部屋には鏡がないので手鏡は必需品!できれば自立するタイプが使いやすいです。
鏡は結構重いので大きなものは却下。いろいろ買ってみたんですが、写真右手前の鏡が32gで最軽量でした。ダイソーで購入。
※2 ファンデーションはケースやめました。レフィルをそのまま袋に入れて使っています。プラスチックのふたがついているので粉は散らばりません。-45gの軽量化。
memo長年DHCを使用していますが、敏感肌の私でもトラブルなく使えています。美白UVカットファンデーションは、汗崩れが少なくおすすめです。
DHCオンラインショップ※3 メイク落としは、以前はシートタイプを使っていましたが、使いきれず残ったぶんが乾燥してしまうのでローションタイプに変更しました。コットンパフに浸み込ませて袋に入れて持って行きます。一泊なら夜2枚、朝1枚あれば足ります。
memoビフェスタのクレンジングローションは、オイルフリーで無香料、よく落ちます。保湿もしてくれるので、そのまま洗い流し不要で次のステップに進めます。シートタイプよりコスパはいいと思いますよ。
※4 頬紅はコットンパフにブラシで少量こすりつけて袋に入れて持って行きます。ポンポン軽くはたいて使います。重さはたったの1gで、1回分には十分です。-40gの軽量化。
※5 アイシャドーもケースやめました。これはバラ売りしているKATEのアソートタイプのものです。登山では1個だけ(ブラウン系)使用しています。-35gの軽量化。
以上をモンベルのライトポーチS(重量40g)に入れて約228g。できれば200gくらいに抑えたい!
そこで、もっと軽いケースはないか探したところ、ウルトラライト(UL)ポーチSを発見したので、即購入。
ウルトラライトポーチに詰め替えて、重量を量ったところ206gに。-22gの軽量化で、目標の200gをほぼ達成出来ました。
memoモンベルには種類豊富なポーチ、U.L.商品が多数あります。ポーチに迷ったらモンベルですね!
まとめ
メイク用品の軽量化、少しはお役に立てましたでしょうか?
ケース類は外す、必要な分だけ小分け、重さを量る習慣づけ、などが軽量化のコツとなります。
人によって持って行きたいメイク用品は様々なので、「何gが推奨」というものはありません。自分にとって必要最低限のものを持って行きましょう!その中で楽しく軽量化していけば、ストレスも溜まらないですよね。
最近では、登山用品全般に薄手で軽くて丈夫なウルトラライト(UL)製品が増えてきました。そういったものも積極的に取り入れていくと、さらに軽量化がしやすくなっておすすめです。
さぁ、夏に向けて山小屋泊が楽しみになってきましたね~♪
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