春から秋にかけて、山には蚊、アブ、ブヨなどの厄介な虫が出てきます。特に低山で被害に遭いやすく、虫刺され防止対策が必須です!市販のスプレーでもいいのですが、私は敏感肌なので化学成分がちょっと心配。そんな折、天然成分で香りもさわやかなハッカ油を使ってみたらハマってしまいました!便利な使い方や、手作りハッカ油スプレーの作り方をご紹介します!
ハッカの歴史

日本ではハッカ(薄荷)、海外ではミントと呼ばれ、どちらも同じものです。品種は数百種類あり、紀元前より世界中で栽培されている天然のハーブです。すーっとする清涼感が特徴で、食品、香料、医薬品などに使われています。
ハッカの葉は、乾燥、抽出、精製を経て製品化されます。ハッカ油もそのひとつで、ドラッグストアやネットなどで手に入ります。多くは瓶に入って売られ、スプレータイプとボトルタイプがあります。
ハッカ油の使い方
ハッカ油の効能は虫よけだけではありません。それ以外にもいろいろな使い方があります!
①虫よけ
昆虫や小動物は、ミントの刺激を嫌います。わずかな量が人間には心地よい清涼感でも、体積の小さい虫には嫌なニオイでしかないのです。これが虫よけに使われる理由です。
②殺菌・消臭
まな板などの殺菌消毒に有効です。ハッカ油は42~43℃で昇華するので、あとはお湯ですすぎます。部屋、車内、トイレの臭い消し、靴の中、足のニオイ、口腔内にも!
③リラックス効果
すーっとした清涼感が、暑いときやイライラした時に気持ちを静めてくれます。登山時に誰かが使ったことで、その場の皆が「あ~、いい香り!」って笑顔になりましたよ!夏のお風呂にも1~2滴♪
④食品にも使える
お菓子や料理のレシピに使えます。紅茶につまようじの先ほど入れてミントティーなどもいいですね。
⑤花粉症対策に
ハッカは鼻づまりにも効力があります。ハンカチにひと吹きしたり、枕元にアロマポットを置いたり。マスクにはおすすめしません。目に染みて大変なことになります。。
ハッカ油スプレーの作り方

ハッカ油の原液は濃度が高いので、人体に直接つける時は薄めて使うのがおすすめです。登山の携帯に便利なハッカ油スプレーの作り方を紹介します。
- 消毒用エタノール(無水エタノールでも可)
- 精製水
- ハッカ油
- スプレーボトル50ml(アルコール液対応のもの)
消毒用エタノールと精製水は、ドラッグストアで購入できます(消毒用エタノールは約700円、精製水は約100円)。アルコール濃度100%の無水エタノールでも作れますが、やや高いので、私は消毒用エタノールで十分かと思います。
ハッカ油は登山用品店で購入しましたが、ドラッグストアやネット通販でも売っています。ひと瓶500~1,000円です。スプレーボトルは、seriaの消毒用アルコール液対応のものです。
作り方
①ボトルに、エタノール5mlを入れる
②ハッカ油を10滴ほど入れて、よく振り混ぜる(量はお好みで変えてもOK)
③精製水を45ml注ぐ
以上です。エタノールを使うと、ハッカ油と水がよく溶けます。
使い方
露出している腕や足に、数回プッシュしましょう。首回りも忘れずに!帽子のツバや服にも使えますが、素材によっては変色することもあるので注意してください。においが無くなったら再度吹き付けてください。
注意点
精製水の替わりに水道水でもできますが、どちらにしろあまり日持ちしないので、2週間くらいで使い切るようにしましょう。
まとめ
手作りハッカ油スプレーの材料は比較的安いです。一度材料を買ってしまえば、何度も繰り返し作ることが出来るのでおすすめです。私は自宅の玄関にも常備しています。
ハッカ油は天然成分のアロマエキスなので、癒し効果もあって登山がより楽しくなりますよ!是非、作ってみてください。
プラスαとして、防虫ネットを頭からかぶれば顔周りは完璧です!
コメント
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