いつの間にか増えてしまう登山道具。皆さんはどうやって収納していますか?上手に収納して取り出しやすくするためには見せる収納がおすすめです。今回は、有孔ボードを使った収納棚をDIYしてみましたのでご紹介します。
今までの収納はカラーボックスだった
登山道具ってジャンルがいろいろありますよね。衣類、ギア、バッグ類、調理器具、衛生用品、医薬品、女子は化粧品と、かなり細かいものが多くて、しまう場所に苦労します。
私はスタッフバッグ類や小物は、3段ボックスにニトリのカゴを入れて収納していました。いわゆる隠す収納です。一応、品目別に仕分けはしていたのですが、深さがあるため奥のほうまで引っ掻き回し、いつもグチャグチャになっていました。見つけるのに時間はかかるしイライラするしで本当に大変でした。
ザックは、クローゼットの壁にフックをつけて掛けていたのですが、クローゼットには衣類も収納しているため、ザックが場所をとって衣類が取り出しづらくなっていました。
そろそろ何とかしないと!と思っていたところ、有孔ボードの存在を知り、これだ!と思いました。
今回は有孔ボードで、ザック、スタッフバッグ、靴、調理器具、小物などを収納するためのスペースを作りたいと思います!
有孔ボードとは?
有孔(ゆうこう)ボードはパンチングボードとも言い、等間隔に開けた穴に様々な形のフックをつけて道具を収納する、壁面収納の一種です。板には音の反響を抑える吸音効果があるため視聴覚室などで使われていましたが、最近ではディスプレイや収納のためのDIY材料として人気です。
メリットとしては、
- 見せる収納なので、どこに何があるか一目でわかる
- 取り出しやすくしまいやすい
- フックの形を選択することで、最適な収納方法が得られる
デメリットとしては、
- ほこりをかぶりやすい
- 地震が起きた時に大丈夫かな?
- 壁に穴があく
ってところでしょうか?
賃貸に住んでいる場合は壁に穴をあけられないので、角材を使用して固定したり、突っ張りポールタイプ、脚付きの自立するボードなどを検討しましょう。
ともあれ、壁に並べられた登山道具をニヤニヤしながら眺める快感を味わいたいのであれば、有孔ボードはきっとあなたのお役に立つことでしょう。
有孔ボードでDIY
有孔ボードをDIYするうえで、まずは基本的なことを覚えておきましょう。
有孔ボードの種類は?
板の材質とサイズ
有孔ボードの材質には、木製、樹脂、金属などいろいろありますが、登山道具に使用するのであれば、やはり木製がしっくりきますね。ウッドカラーも選ぶことができます。
有孔ボードのサイズは、100均でも買える卓上型の小さなものから、壁一面に貼る大きなものまであります。大きなものはインターネット通販を利用すると家まで届けてくれるので助かります。
サイズは取り付ける場所を考えて決めます。あまり大きなものを選んでしまうと重くなりますので、持ち運びができるくらいのサイズを何枚か繋げて設置するのがおすすめです。
板の厚み
有孔ボードの板の厚みは、4mmから12mmと多様です。あまり厚すぎても重くなりますし、薄すぎてもソリが出ます。
私は5.5mmを選びました。多少ソリがあったものの、登山道具の取り付けに支障はありませんでした。
穴のピッチ
有孔ボードには、ピッチ25mm-穴径Φ5、ピッチ30mm-穴径Φ6の2種類があります。好みで決めて構わないのですが、25mm-穴径Φ5のほうが汎用性があるのでおすすめです。大事なのは、ピッチと穴径に合ったフックを選ぶことです。
フックの種類は?
フックの種類はたくさんあります。初心者向けに板とフックがセットで売られているものもあります。
フックは単品でも購入できるので、収納する道具に合わせて、使いたい数だけ選ぶのが経済的にも見栄え的にも失敗しないコツです。フックって結構高価なんですよ。安くあげたい場合は100均でも売ってます。
ダブルJ型フック:重量のあるザックなどに。
シングルJ型フック:小物類にぴったり!
シューズシェルフ200:靴用です。半分の100もあり。
バーフック:スタッフバッグに。長さが選べます。
シェルフブラケット:調理器具に。
リングフック:カラビナ、ロープ類に。
繰り返し言いますが、穴のピッチと直径に合ったフックを使用しないと取付できませんので、購入する際は注意してください。
その他の部品
ボード、フックの他に、壁にボードを取り付ける際に必要なボード取り付け部品が必要です。
メーカーによって多少形は異なります。1枚のボードに最低4個は必要なので忘れないように購入しましょう。ネット購入すると、一緒に付属品としてついてきます。
有孔ボードを取り付ける
材料が揃ったら早速DIY開始です!私の取付レポをご覧ください(^^;)
①場所を決める
我が家は一戸建てなので、壁に穴をあけても心配ありません。ただ、場所が限られており、幅900mm用のスペースしかありません。私は900mm×600mmの木製を3枚購入しました。色はライトマホガニーです。3枚で7,000円くらいでした。
なんとコンセントが邪魔しています…。
これを避けるため、最下部のネジ打ち込み高さを350mmとしました。
②下地を探す
下地探しは重要です。壁を叩いて音を確認するか、このような下地探しツールを使用すると確実です。
下地探しツールでブスブスと刺していくと、ちょうど幅900mmの間隔を開けて、5cm幅の下地があることが判明。
左右2ヶ所、鉛筆で印をつけておきます。
③有孔ボード設置
穴あけ位置が決まったら、充電していた電動ドライバーで早速穴あけを開始!ところが、ドライバーが弱すぎて途中で止まってしまうというアクシデント( ̄▽ ̄;)
仕方なく次の日、強力なドライバーを買ってきました!高かったけどこれでバッチリ!
ドライバーの性能が良すぎて(ていうか振り回された)、あっという間に1枚目が取付終了~。
2枚目、3枚目は、1枚目の上に乗せていくだけなので、さらに早く取り付けることが出来ました。なかなかいい出来なのではないかい?
④フックを掛けて道具を収納する
有孔ボードが設置出来たら、フックを取り付けて、道具を収納していきます。フックは何度も移動可能なので、自分の使いやすい位置を見つける作業がとても楽しいです!
道具の全ては収納できませんでしたが、かなり片付きました。本当はこの倍のスペースが欲しかった…。
シェルフは、長さ違いを2種類使用しました。バーナーなどは収納場所がなかったのでほんとに嬉しいです。
靴は、きれいに洗って乾燥させてから飾りましょう。
小物類にはJフックが大活躍です。これならどこに行ったか行方不明にならずに済みます。
スタッフバッグは吊り下げるのが一番ですね。すべてが1ヶ所に集結。ショップみたいでなんだか楽しくなりました。
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いかがでしたか?DIYのプロではないのであまり上手にはできませんでしたが、女一人でも設置することが出来ました。一目でどこに何があるのかすぐに分かりますし、片づけが劇的に楽になりました。もうニヤニヤが止まりません!
登山道具の収納に悩んでいる方は、試してみてはいかがでしょうか。
ちなみに、有孔ボードはこちらのお店から購入しました。フック、取付金具が豊富で、納期も早くて安心です。
有孔ボードを使わないで、家にあるもので登山道具の収納をしたい方は、こちらの記事が参考になるかもしれません。
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